文豪×文庫 展


文豪×文庫 展
Book Scape[本の風景]38
文豪×文庫
夏目漱石・林芙美子・萩原朔太郎
名作の装丁 新しい100冊

会期:2024年6月10日(月)〜7月19日(金) 11:00-18:00
   土日祝休み ※6月28日(金)は17:00まで
会場:株式会社竹尾 見本帖本店
   〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3 Tel. 03-3292-3669
入場:無料
共催:一般社団法人日本図書設計家協会、株式会社竹尾
協力:株式会社岩波書店、関西美術印刷株式会社、新宿区立新宿歴史博物館、特種東海製紙株式会社、萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち 前橋文学館

6月10日より「文豪×文庫 夏目漱石・林芙美子・萩原朔太郎 名作の装丁 新しい100冊」展を開催いたします。
夏目漱石『こころ』(1914年)、林芙美子『放浪記』(1930年)、萩原朔太郎『猫町』(1935年)。時代を超えて読み継がれる名作3作品をテーマに、日本図書設計家協会を中心とした装丁家・装画家が、オリジナルデザインの文庫カバーをファインペーパーを用いて約100点制作し展示します。
また、会場では『こころ』初版本など名作3作品の装丁の変遷も展示。
新たに引き出された文豪作品の魅力とともにぜひご覧ください。

参加者
JEIN JEONG、藍月リオン、天野誠、綾幸子、荒田秀也、安楽雅志、市川実佑、市川悠貴、いっしん、伊藤嘉津郎、今村彰宏、植草桂子、上野かおる、大河原一樹、大橋義一、大場玲子、緒方環、おかドド、小口智也、オビカカズミ、折原カズヒロ、金浦寧々、加納佑輔、唐澤亜紀、カワタアキナ、菊池千賀子、北尾崇、京極あや、清原一隆、喜來詩織、小島トシノブ、後藤祥子、小林真理、酒井千絵、佐多良江、佐藤昌己、三部八十彦、下川雅敏、下野ツヨシ、白沢正、 関田淑恵、大悟法淳一、高野謙二、高橋祐次、竹田壮一朗、経真珠美、張霆、蔦見初枝、土屋みづほ、鶴貝好弘、鶴泰輔、田伊然、とつかりょうこ、出口敦史、なかがわみさこ、中澤裕志、永島壮矢、中島慶章、中村欽太郎、中村友和、なかむら葉子、仁井谷伴子、西岡裕二、西村隆史、野島伸也、橋本浩子、畑唯菜、平川珠希、福田和雄、福原伸樹、藤崎キョーコ、藤城雅彦、古川じゅんこ、堀江恭一、松井望、松本みさこ、水口智彦、三森健太、宮川和夫、宮坂佳枝、村尾優華、森田麻子、森永真理子、柳沢耕平、八幡瑛子、ヤマシタツトム、山中克子、山本ミノ、四ッ谷憲二、ラジカル鈴木、陸心宇   以上91名

オリジナルデザインの文庫カバーを販売
岩波文庫『こころ』『放浪記』『猫町 他十七篇』に、本展オリジナルデザインの文庫カバー約100種のなかから、お好きな1種をお付けして会場限定販売いたします。
・夏目漱石『こころ』+カバー       800円(税込)
・林芙美子『放浪記』+カバー      1,400円(税込)
・萩原朔太郎『猫町 他十七篇』+カバー  700円(税込)
また、「オリジナル文庫カバー全種セット」(税込7,000円 / 学割3,500円)も数量限定販売いたします(全種セットに岩波文庫は付属しません)。

朗読会「文豪×文庫 —聴いて感じる文豪の世界—」
関連イベントとして、朗読会を予定しています。夏目漱石『こころ』、林芙美子『放浪記』、萩原朔太郎『猫町』の3作品の一節を俳優・朗読家の河崎早春氏と藤本至氏が表現豊かに朗読します。
日時:2024年6月28日(金)18:00-19:30(17:30開場)
5月末に竹尾コーポレートサイトにて受付開始予定です(無料・予約制・先着順)。


一般社団法人日本図書設計家協会は、本展示において一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受けています。

写真提供:新宿区立新宿歴史博物館、萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち 前橋文学館

Youtube会場ツアー動画作りましたのでご覧ください。
https://youtu.be/sJVmcsnA46w?si=jCaGvEcfwlnuxef0

夏目漱石
こころ
かつて親友を裏切って死に追いやったという過去を背負い、罪の意識に苛まれつつまるで生命を引きずるようにして生きる「先生」。と、そこへ明治天皇が亡くなり、乃木大将が殉死するという事件がおこった。「先生」もまた死を決意する。だが、なぜ・・・・・・。[改版]
林芙美子
放浪記
私は宿命的に放浪者である――若き日の日記をもとに記された、林芙美子(1903-51)生涯の代表作。舞台は第一次大戦後の東京。地方出身者の「私」は、震災を経て変わりゆく都市の底辺で、貧窮にあえぎ、職を転々としながらも、逆境におしつぶされることなくひたすらに文学に向かってまっすぐに生きる。全三部を収録。(解説=今川英子)
萩原朔太郎
猫町他十七篇
東京から北越の温泉に出かけた「私」は、ふとしたことから、「繁華な美しい町」に足を踏みいれる。すると、そこに突如人間の姿をした猫の大集団が……。詩集『青猫』の感覚と詩情をもって書かれたこの「猫町」(1935)をはじめ、幻想風の短篇、散文詩、随筆18篇を収録。前衛詩人としての朔太郎(1886-1942)の面目が遺憾なく発揮された小品集。